働きながらの転職が決まらない理由

転職を決意したときには仕事を辞めてから次の職場で働くまでのタイムラグをできるだけ短くしたいと考えるでしょう。IT業界で転職を決意したエンジニアは、しばしば最初に就職した職場で働きながら転職活動を行って職場を探し出しています。転職エージェントを利用すると転職先を探すのにそれほど時間を割かなくても済み、転職先の候補に応募するときにもまだ働いていても面接を行えるように取り計らってもらえるでしょう。

しかし、その方法で職場を探していても決まらない状況になってしまいがちです。企業としては採用したら明日にも来て欲しいという状況になっている場合が多く、先に辞職してすぐに働けるようにしておかないと不利になることは否めません。

それに加えて切実なのが日常的な仕事の忙しさです。特に若手のうちは仕事も山積みにされてしまいがちであり、仕事をこなすだけでも休日を返上しなければならない場合が多いでしょう。それに加えて自分の将来性を高めるための勉強も進めていかなければならず、ほとんど転職活動に時間が取れないことがあります。

そのような忙しさの中では転職活動を行っても面接対策や書類の準備が十分にできなくなってしまうでしょう。結果として転職が決まらないで延々と働き続けてしまうエンジニアもいます。なかなか決まらないという印象を受けたときに自分が忙しくて転職活動に時間を割けていないとわかったら潔く退職を先に行った方が無難かもしれません。